婦人病検診

昨日突然思いついて、会社の帰りに乳がんと子宮がんの検診に行ってきた。
この検診って補助金出てるのね。知らなかった。市民検診なんだって。
補助の額は市によって違うと思うので調べてみるといいかも。
大阪市の場合、子宮がん検診は満20歳以上で2年に一回、個人負担額400円。
乳がん検診は30代以上で年1回、個人負担額1000円。
マンモグラフィ(板で乳房をギューってはさんでレントゲン撮るやつ)は40歳以上で2年に一回、個人負担額1500円。
上記に当たらない場合は全額自己負担。

検診には、会社の近所にある、かなり新しいレディースクリニックに行ってきた。
ごっつ綺麗。てゆーかここ病院? アロマテラピーもやってるらしいけど、ホンマそういう癒しの店みたい。
壁は暖色系、椅子は白い一人がけのソファが複数、受付にはハーブティ、玄関ドア近くには給水器と、キャンディやチョコレートの入ったかご。漂うアロマの香り。
待合室と診察室はドアでくっきり区切られてて、ドアの向こうに廊下といくつかの診察室があった。
受付で番号札を渡されたんで何かと聞いたら、「プライバシーの秘匿のため、患者さんは名前で呼ばず番号で呼ぶ」とのこと。
小さな配慮に関心。

レディースクリニックちうのは今まで縁がなかったのでホントに初めて足を踏み入れたわけだけど、これだけは言える。
行くなら極力新しい病院に行ったほうがいい。
古い病院を建て替えて、とかはアリだと思うけど、診療設備が新しくて待合室の雰囲気がいい病院がいいよ。
デリケートな診療内容なだけに、患者は結構不安感があると思うんよ。
設備が整っていて綺麗な空間にいるだけで気分違うわ。

診察については続きを。


婦人病検診は全く初めてだったんで、問診表を書かされた。直近の月経はいつだったか、親族にがん患者は居なかったかも書かされる。(4親等位まで)
診察室に入った後は、問診表を見ながら質疑応答。
その後乳がん検査のための診察ベッドへ。
上半身が起きたり倒れたりする電動ベッドで、患者は上だけマッパになって寝る。
まず視触診。
先生は両手の指の腹で乳房をぽこぽこ押さえながら、自己診断を月に一度はする様にと指導。
乳房を円と考えて、乳頭を中心に4分割してABCDとし、その区分に分けて診るらしい。
触診問題なし。その後超音波。
看護師さんがタオルをかけてくれて、片乳だけ出す状態で診断。
この時黒い楕円形のものが見つかり、結果的に右Aに乳腺炎が見つかった。やわらかいものなので、触診だけでは見つかりにくいと説明アリ。
#今日ネットで調べたけど、わし授乳中でも妊婦でもないので、正しくは「乳腺症」じゃないかと思う。
良性のものだけど、経過を見る必要があるので6ヵ月後に検診に来るようにとのことだった。
生理前におっぱい張って痛い人は罹患してる可能性あるよ!

椅子に座って診断結果を聞く時に、先生が乳房模型を持ってきた。人程度の弾力があるもので、「中にしこりが三つあるから見つけてみなさい」。
先生がわしにやったみたいにぽこぽこぽこ…。
はじめ全然わからんかったけど、やってるうちに感覚がつかめて見つかった。その感触を覚えておいて、自己診断をしなさいということだった。

次に子宮がん検診のため隣の部屋に案内された。ドアと平行に設置された椅子があるだけの部屋で、ドアの対面にある壁はカーテン。
ドアの鍵を閉めて下だけマッパになり(スカートの人は下着だけ脱げばいいと思う)、椅子に座ってタオルをかけて待つ。
看護師さんが用意はいいかと聞いてきたんで返事をすると、椅子がぐぃーんとUPしながらカーテンのほうへ90度回転しながら椅子ごと45度くらい後ろに倒れて足受け台が自動で左右に開いた。
患者側からはお腹から向こうがカーテンに隠れて向こうが見えない感じで、診察側からは患者の上半身が全く見えず、タオルをかけてるから患部のみ見える構造になっとるのね。
全く自動で体勢を取らされるので、気分的にはただ座っただけ。これはかなり精神的に楽だ。この椅子の機能スバラシイ。

市民検診は子宮頸部細胞診っつって細胞を採取してそれを調べるだけなんだけど、このクリニックでは自己負担で超音波診察もお願いできる。ついでなんで診てもらった。
超音波の画像をみながらあれこれ説明を聞く。
「この丸いのがあるのが、次はこちらの卵巣から排卵するってことです。反対側の卵巣には、ほら、ありませんね?」。はぁなるほど。

細胞採取は、まぁ細胞を取るわけなので、見えないから何をどうしてるのかはサッパリやけど、少量の出血があるくらいには内膜を削られる。削られてる時チリっチリっと痛い。
パンツ汚れ防止のため、採取後は出血が止まるまで綿で栓(家に帰ったら取れと言われた)。
それで終了。服を着て、はじめの診察室に戻って診断結果を聞く。
と言っても細胞を調べるのはこれからなので、1週間後に結果を聞きに来るようにということと、超音波での結果を再度説明受けただけ。
超音波の写真はどちらもくれた。
面白いけど、もらってもあんまりよく判らん。

診療代払って終了。
かんちんでらくちんデシタ。

内診台って結構抵抗のある診察台だけど、診察だしっと思って割り切ってしまえば平気だったな。ひざ掛けタオルと、全自動椅子だったのがよかったかも。
個人病院で先生は男性だったけど、あとは女性の看護師さんたちが居るだけだったし。
先生がほんでまたごっつ淡々とした口調だったんで、それも楽だった。
でもしょっちゅう乗りたい台ではないな、やっぱり。

ちなみになんで急に行く気になったかと言うと、にゃんこと末永く暮らしたいから。
わしが倒れたらにゃんこの生活が…!
そうでなきゃたぶん行ってないよ。

婦人病検診” への3件のフィードバック

  1. マンモ痛くなかった?
    わたしゃ、痛くて痛くて・・・

    乳腺症、心当たりアリアリです。
    そういうのが出やすい年なのかもしれないけど。

    それにしても感じのいい病院だね。
    総合病院はの婦人科は、気が滅入るけどこんな感じの良いクリニックなら通う気になるね。

  2. 自腹でやるのやだったからマンモは受けなかった。
    市民検診適応年齢になったら受けてみるつもり。
    そこの病院はレントゲン設備がないの。
    受けるとしたらよそに行くことになると思う。
    患者への配慮をかなり重視した運営は、ホントありがたいなと思ったよ。

    内診台のことだけど、ネットで調べたら「タオル無しで下半身まるだしだった」という病院もあるようで、それはちょっと辛すぎる…。

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