すんごい久しぶりにデパートで化粧品買った。
デパートの化粧品コーナーは好きっす。お姉ちゃんは綺麗だし、親切だし、なんだかんだでフルメイクをしてくれるので気分がいい。
が、わしは実はパンフレットをもらいに行っただけなのだ。
目当ての商品があって、いずれはそれを買うつもりはあったんだけど、パンフレットで再検討してディスカウントの店で購入しようと思っていた。
でもさ~買うつもりがある時に「何かお探しですか」って寄ってこられると弱いね。
相手はプロだし、何かアドバイスがもらえれば…と思ってあれこれ喋っているウチにすっかりペースに載せられて、じゃあコレお願いします、とその場で買ってしまった。
まぁアドバイス代だと思えばいいけど。
ところで商品を説明しながら、お姉ちゃんはわしにメイクを施す。
「今日はマスカラは?」
「いえ…」
「普段はしないんですか?」
「下手で…」
「じゃあやってみましょうw 大丈夫ですよちゃんと教えますからw」
「あ、はぁ…」
「そうそう、そうです、上手いじゃないですかっw」
「はぁ…」
「アイラインとかなさいます?」
「いえ…」
「じゃあコレも初挑戦ですねw やってみましょうw」
「はぁ…」
「ぜぇんぜん上手いじゃないですかw 上手ですよ!」
こんな調子で、姉ちゃんはひたすら褒める。褒めちぎる。こっちが(全然上手くない…)と思っているにもかかわらず褒めまくる。
顔のパーツもがんがん褒める。ファッションも褒める。
「唇の形がいいから…」「まつげ多いですね」「綺麗な眉ですね~」「色が白いから何色でも映えますよw」「顔小さいですけど、今は小顔が流行りですからもっと小顔に」「革のコートカッコいいですね」
いったい、どこからどこまでホンキで喋ってるんですかこの人。
そもそもコートはフェイクレザー。デパートの中にいて、高級品を見慣れていると思われる、きっちり美しく仕上げたメイク顔の姉ちゃんにそれを褒められても全然ピンと来ねぇよ!
仕事帰りで化粧もヨレヨレ、疲れた顔で鏡に映ってる自分はブスだしさ~。
言われてる本人が全然信じられない褒め言葉は、あんまり効力を持たないデスネ。
やっぱり美容部員て苦手だ。orz
しっぽは、美しく親切などを挑戦すればよかった?