このタイトルだけで何か判った人、あなたはスゴイです。
昨日の夜から映画消化デー。観た映画を消していく作業中、置いておこうと思っていた「デスペラード」を消去してしまってちょっとショック。今月まだ放送あるからいいや…。
で、タイトルの「頭ボーン」。もちろんこんなタイトルの映画はない。
「スキャナーズ」でござる。
クローネンバーグ監督の名前が売れた作品らしい。「ザ・フライ」とか作った人だそうで、それ聞いたらああなるほどーって感じの映像だった。
「スキャナーズ」は日本公開時、CMで「頭ボーン」の映像が流れてたんじゃないかと思う。
テレパスによる脳への直接攻撃で頭が破裂するシーンなんだけど、血と肉と頭蓋がスイカのようにはじけて四散するのはかなりキモい。子どもの記憶に刷り込まれるには十分のキモさ。観に行ってもいないのに、それだけいまだに覚えてるくらいだからね。
そんなんで、25年以上経った今、初めて観たわけっすよ。ココまで大人になってりゃ怖くないだろうと思って。
ちょっと無理あるだろうとか、それはないだろうとか思う部分はあるものの、期待せずに観ると結構面白かった。
おっと思ったのはコンピュータのシーンかな。
主人公のカメロン(テレパス)が「人の脳を読むのと同じようにコンピュータを読め」と指示され、実行するん。脳を使ってコンピュータにアクセス、パスワードをスキャンしてハッキングしろっていうわけよ。
で、カメロンは公衆電話からコンピュータをハックして、データを次々に読んでいくんだわ。
細かいツッコミはさておき、1981年の映画で、電話回線によるホストコンピュータへのアクセスシーンが観られるとは思わんかった。
#一般向けパソコン通信:アメリカでのCompuServe運営開始が1980年、日本でのASCII-NET開始が1985年、PC-VANが1986年、NIFTY SERVEが1987年。
パソコン通信自体は既に使われていたはずだから、上記のシーンは別に架空でも何でもないんだろうけど、当時としてはかなり新しい演出だったんじゃなかろうか。
それまでのコンピュータのシーンつったら、パンチングされた紙がべろべろ~って出てくるものだったように思うし。
ノリはB級映画っす。SFホラーなんだと思うけど、「頭ボーン」を越えるキモいシーンはないからそんなに怖くない。一応ハッピーエンドだし、ドキドキサスペンスでもないからおやつ片手にのんびり観られると思うな。
ラストバトルのシーンはちょっとキモ流血だけどね。
浮き出た血管は「うどん」を使った特殊効果だそうだよ。
キモなどをアクセスしなかったよ。