1月末日付けで、ウチの会社から定年退職された人がいる。
勤続50年。現在の年齢から考えると、労働力となる若者の一人として中学卒業後即就職したみたい。当時は中卒は珍しい事じゃなかったからね。
わしが就職した時はまだ社内に印刷機があって(就職先は印刷屋だ)、印刷工の一人として勤めてらっしゃった。
時代の流れでデジタル化が進んで、今はもう印刷機はない。
機械が撤去されて、印刷工の人は半分辞め、残った人はデスクワークに変わった。けど、窓際ってわけでもない。デジタルになろうがなんだろうが結局は紙にインクでプリントするわけで、それには経験と知識が必要とされるから、そのあともばりばり働いてた。
そんな職人さんが退職になってしまって、なんか時代が去っていくなあとか思ったよ。
なんでその人にこだわるかっちうと、ウチの親と同い年なんだよな。就職したのも同じ頃だし、スーツにネクタイの仕事じゃないのも同じ。
ウチは自営なんで定年はない。働けなくなった時が、辞める時。どうやらその日が近そうなんで、よけい、だぶって見えたんよ。
気付かないうちに親は老齢になっていたんだなぁって、ちょっとショックだった。大事にせんといかんね。
と言いながら今日も邪険に扱ってしまった。
頼むからウチに来る時は予告して来いやおかん! ダンジョンでモンスターと戦ってる時に来られても、ドアを開けに行けないっつーのだ!
#母の反論。「電話したら、来んでエェ言うやん、あんた」。えぇ…おっしゃるとおりです。
