リョウさんの記憶喪失と現在の世界への移行

ここは以前と同じ町であるが以前とは違う町である。
ツカサと暮らした世界から今の世界に転移させられた時に、リョウは記憶を封じられていた。
新しい街で暮らしていたリョウは、売れない職業画家であるという自認がある以外は過去が無い男だった。
何か大切なものがあったはずなのに、という喪失感が何時も胸の中にあった。

友人と海辺の家に住んでいたが、仕事場に通いづらかったため、単身でノルドヘイブンに引っ越す。
スモールビジネスが盛んな街で活気がよく、猫カフェもあって、休日は自宅カフェやtattooの店を渡り歩いた。
ジム通いも好きで、いろんな町のジムを渡り歩いており、ある日デルソルバレーのジムで一人の女性と出会う。