昨日急に思い出して、昔書いたファンタジーを読み返した。
日付を見ると30年くらい前、20代の頃にがんばって書いたやつ。
中学くらいの頃からちまちま物書き自体はしてたけど、大体思い付きで始めるパターンのため、書ききった話というのがあまりなかった。
小説を書きたいのであればとにかくまず書いたものを完結させる必要があるとどこかで読んで、それもそうだと思ってはいたものの、なんせ構想自体がふわふわなので落ちらしい落ちを考えてもいない。
それで、とにかくちゃんと完結するお話を書こうと最後までのあらすじを考え、取り組んだのがそれ。
とにかくすごく大変だったような記憶がある。書きたいシーンは当然クライマックスのシーンなのだけど、そこにもっていくまでの行程、一体クライマックスでは何が起こるのだろうと思わせる小さな伏線、登場人物たちの会話や心情など、とにかく細かいところを考える必要があって、行き詰まりながらも書き進め、上手い表現が見つからない、こう書きたかったんじゃないなど悩みながら、それでも書ききって満足した。
今読んでみると、目詰まりしてるというか、書きたいことが多かったんだろうなあと思われるみっちりさを感じる。戦闘シーンを頭で思い描けるような文章を書きたくて、実際に動きを脳内でシミュレーションしながら書いたけど、実際はなんだか回りくどくて全然描けてないという描写がそこかしこにあった。
まぁ、今でもそれは苦手だけどね。体術出来ない人間に体術のシーンを書けと言うのがそもそも無理だと思う。
ウルトラマンのショーの戦闘シーンを見ながら文字起こしする練習でもすればいいかもしれない。
それはさておき、他の読者がどう思うかは知らないが、自分はかなり楽しく読めた。確か続編なんかも書いたよなと思って探しながら読んでるけど、まぁまぁ面白い。
途中で終わってるやつもあって、作者さん続きかいてくださいな気分。作者は誰だよ、私だよ。
一生懸命世界観も考えて、架空の植物とそれを糧にする生物を中心にしたファンタジーを作り上げられたのはよかったと思う。
本当にがんばってたなあ、わたし。
今はというと、ここ3年ばかり二次創作書いて少しばかりの評価をもらえたわけで、それはもしかしたらこの30年前の頑張りがあったからかもしれない。
まぁ単に、何人かの同担が私の描く推し解釈を気に入ったというそれだけのことかもしれないけど。
今晩もファンタジーの続きを読む。
支部は二次創作の場だから、なろうにでもアップしてみようかな。章分けして。
誰も読まないかもしれないが、置き場所にはいいかもしれない。
続きを書くパワーは無いし、記念に本にするのもアリか。
拙すぎてちょっとどうかという気もするが、かといって手直しなんかしたら崩壊しそうなやばバランスあるので触れない。