中途半端な気持ちが残った

10月のwowowは、見たかった映画が4本かかったので嬉しかったw
その一つが「ブラザーズ・グリム」。
去年見に行こうかどうしようか悩んで、結局行かなかった。
ブラザーズ・グリムちうくらいだから、グリム兄弟が主役なんだろう。トレイラーやスチールを見ると、おとぎ話の女王様みたいな人が目立ってる。
テリー・ギリアムちうたら、奇妙な味の映画ばっかり撮る人だよな。ジョニー・デップが頭ツルツルにしてハンター・S・トンプソンそっくりになった「ラスベガスをやっつけろ」を撮った監督だったと思う。あの映画はかなりヘンテコリンだった。
そういう予備知識だけで鑑賞。
う~~ん。
可もなく不可もなく?
テリー・ギリアムのわりにトンデモめいたところは全然無いし、映像は綺麗に撮れてて、ホラーテイストもあるけど無難にまとまってる。
ストーリーのほうはと言えば、(あらかじめ仕込みをしてある)悪魔や妖精を追っ払って謝礼を受け取る山師が、本物の不思議事件を解決する羽目になる、とこれまたどっかで見たような話。
不思議事件の中にグリム童話の登場人物が盛り込まれてるところが見どころ…かも。
おとぎ話の主人公たちが違う役割を与えられ、ドイツの森で動き回ってるのはそれなりに面白い。
わしはどのキャラクターにも感情移入出来なかったし、オリジナルの話に無理矢理グリム童話を絡めた感じが否めない。
ファンタジーをやりたいのかリアル感を出したいのかもよく判らず、どうも中途半端な気持ちだけが残った。
ちょっと恋愛要素もあったけど、二人が互いに愛を感じるシーンとかも特になかったし、君たちいつそんなにラブラブになったのさ?って感じ。
特にお勧めはしない。
暇つぶしに観るならいいんじゃない?

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