WOWOWで11月に放映された録画をやっと観た。
「ヴィタール」の前情報は全く無く、WOWOWの番組雑誌で「今月のラインナップ」をチェックした時に目についたから録っただけ。
浅野忠信が出てるってことと、紹介内容が狂気っぽかったんで、あぁ精神的な映画なんだねぇって思ってた程度っす。
うーん。
狂ってる感じならいっそ「SURVIVE STYLE5+」のキチガイっぷりのほうが良かったかな…。
いや内容は全然違うから比較対象ではないと思うんだけど、まぁ、わしが考えていたような狂いっぷりではなかったんだわね。
枝葉を取っ払ってしまえば、タダの恋愛映画だった。
死んだ女と、その幻影に溺れる男と、現実に引き戻そうとする女。現実と幻想の中を行ったり来たりしながら進んでいき、最後はなんか、幻想が終わって現実世界に戻りましたって解釈すればいいのかなぁ。
わしの予想では「現実の女が男を殺す」「男が自殺する」「男が幻想の世界に行ってしまって幸せになる」あたりのオチが来ると思ってたんでかなり拍子抜け。
台詞が不明瞭なのもかなり気になった。つぶやくような声で会話をするから、ぼそぼそとしか聞こえない。
おかげで映画の導入部の会話がほとんど判らず、人間関係を把握するのにえらい時間を食った。
ボリューム上げたらBGMがうるさいし、もっと明瞭に喋りなさい、全員。
あんまりお勧めしないっす。浅野忠信が好きなら観れば~?って感じ。