ネタさがし&興味本位で行ってきた。
最近大阪の電気街もアキバ化が進んでるから、メイドカフェもある。
このカフェ、基本的には喫茶店なんだけど、ウェイトレスさんがなりきりメイドさんなのな。男性のお客を「お帰りなさいませ、旦那様」ちゅーて迎えてくれるわけだ。
で、以前わしが好きな同人作家さん(女性)がアキバでその店に行ったら「お帰りなさいませ、お嬢様!」って迎えられたという話をweb日記に書いていた。
コレはいい! お嬢様なんて呼ばれる機会あんまりない!
だもんで、一度行ってみたかったんだよ。
ざっと調べたところ、以前からある2件はメイド萌えの人にはまぁ人気はあるようで、ただ接客スタイルには不満が残るような話がちょっと出ていた。
そもそも接客メインの店じゃないんだからそれはしょうがない気もする。でも出来れば気持ちのいい接客をしてもらいたいとも思う。
2月に新しくオープンした店は、チェーン店だけれども接客に力を入れているという話を読んだので、行くのはそこに決定。会社のオタ友達といざ出陣。
まず、店。
…あれ、ここって、確か小洒落たイタメシのお店だった気が…。どうもイタメシ屋は閉店して、店舗をそのまま利用してメイドカフェとしてスタートしたようだ。ガラスのドアの向こうには黒いシンプルなワンピースに、たぶんコットン仕立てのフリルエプロンをつけたお姉さんが立っている。ウチのドールに買い与えたメイド服とほぼ同じ。
こちらが開けようとするとすぐさま内側からドアを開け、「お帰りなさいませ、お嬢様!」。
言われる方もこっぱずかしいが、言う方にも少し躊躇を感じるのは気のせいではなかろう。
迎え入れながら、奥に向かって「お嬢様がお帰りになられました!」と叫ぶのもポイント。
メイドカフェは普通、メイドに個性を持たせてリピーターを呼ぶのがパターンらしいけど、この店はどちらかというと雰囲気を大事にするつもりらしい。メイドさん達の接客も、少し危なっかしい雰囲気はあったけど場慣れすれば解消するようなレベルで、特に不満なかったし。それに、前のイタメシ屋を覚えている人が多いせいか、客はそのつもりで訪れている普通のサラリーマンばかり。平日だしな。来る人来る人「お帰りなさいませ旦那様!」に引いてたけど。(笑)
紅茶とレアチーズケーキを注文したら、手作り風のケーキに生クリームとイチゴのスライス、ミントの葉を乗せて、イチゴソースをお皿のふちにあわせて丸く点々と飾った物が出てきた。綺麗だし美味しかった。
レジ近くでコーヒー入れたりサンドイッチ作ったりしている男女はそれなりに年配で、喫茶に慣れている風だったから、もしかしたら以前の店の厨房チームは残っているのかもしれないと思った。
旦那様発言さえなかったら、少し少女趣味なケーキの店、っつっても変じゃない雰囲気だったな。
支払いはメイドさんに声をかけると、席で精算してくれる。コートを着て鞄を持つと「お送り致します」と付いてきて、ドアを開け「行ってらっしゃいませ、お嬢様!」「いってらっしゃいませ!」店内のスタッフ大合唱。厨房の年配の二人、かなり照れくさそうに「行ってらっしゃいませ!」あはは…。
普通に利用しやすいお店だった。ケーキと紅茶にもっと力いれたら、たぶん普通に女の子ぽこぽこ来る。
でも、メイドカフェとしてもっと客を呼びたいという考えがあるとしたら、今後方針変わるかもしれないね。