舞台に釘付け

くそ忙しい時に実家から電話があったんで無視してしまった。で、片づいてからかけ直し。

「テレビにあるひー出てるで」

それを言うために電話をかけてきたのか、と一瞬萎えたが、それはただの話の接ぎ穂だったようで、その後本来の用件を話し出した。

でもまぁ折角なのでチャンネル変更。

…映っているのは「ちーえむねっとわーく」…。

ま、まぁ懐かしい顔を見せて頂けて、それはそれでよかったですけどね。



で、わしが何を忙しがっていたかというと、WOWOWで流してた舞台に釘付けだったのですわ。

蜷川幸雄演出、藤原竜也主演の「ハムレット」。

ここがこうでああで~と語るほど根性ないけど、とにかく、すごい舞台だった。3時間に及ぶ舞台なんだけど、中だるみなんか全然しなかったし、わしはトイレ行きたいの必死で我慢してしまったよ。暗転でダッシュかました。

ハムレットちう人は青年(少年?)王子の設定だから、若い藤原氏はすごくはまって見えた。

この人は舞台映えするねぇ。番宣が何度か流れてたんだけど、それを見ただけでも、これはイイ!って感じしてたし、実際放映を見てもよかった。

テレビとか映画に出てるのは正直ちっともピンと来なかったんだけどね。あぁまた顔の可愛い子が流行ってるよーって感じで。

藤原ハムレットが、古典らしい文語調の長ゼリフを流れる滝のように吐き続けるのは圧巻だった。



蜷川幸雄の演出は定評があるから興味はあったんだけど、なんせ濃そうな舞台ばっかだったから、見に行くところまでは行かなかったんだよな。

そんなわけで今回ハムレットが見られて大満足。

だけど、今後も舞台には足を運ぶことはないような気がする。やっぱり濃い。見終わった今、結構魂抜かれた状態だったりする。お腹いっぱいって感じ。

そーいや昔ロック版ハムレットみたいのがあったな。XのToshiがハムレット役で。Toshiがローラースケート(違うかも。とにかくコマのついてる何か)履いて気がふれた振りをしてたことしか記憶にないけど…。



最後の方でハムレットがオフィーリアの兄レアーティーズと試合をするシーンがあるんだけど、右手レイピア、左手短剣というのが見られてかなり嬉しかった。

当時携行する武器として細身で短めの剣が流行り、町中で盾を持って歩くわけにはいかないので、盾代わりの短剣を持っていたらしいん。

#なんで盾代わりがいるかというと、ハンカチを携行するように剣を持つのが普通だったため、刃傷沙汰が多かったせいらしい。

どんな風に使うのかなーと思ってたんで、それが実演で見られて嬉しかったんよ。

ビデオテープの予備がなかったんでやむなく三倍録画したけど、再放送あったら200分テープを用意して標準録りしよっと。

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