弟にCD貸してくれと頼んでたら、CDと一緒に本を持ってきた。
「エマ」。18-19世紀頃の、メイドと上流階級の青年の恋物語。
いらんと言うたが、持って帰るのが嫌そうだったので仕方なく受け取った。
本屋には、危険な薫り漂う本がたまにある。
それは…「私がこの本を読むと、きっとハマる」という薫り。続きが読みたくてたまらなくなり、雑誌や単行本を買い続けることが予測出来る本からはそういう薫りがする。
「エマ」はまさしくその薫り漂う本だったんで、本屋で見かけるたびに絶対読まない、読むもんかと心に決めていたのに、よりによって身内が持ってくるとはっ!
持ってきたのは最新刊の6巻までと、ヴィクトリアンガイドとか言う副本。
副本のほうは、当時のイギリス上流階級における使用人たちや、町の様子を紹介したもの。それは興味があったので読んだ。
あ、その本に書いてあったわけじゃないんだけど、メイドさんが頭に付けてるヒラヒラは、その昔ドアノブカバーみたいな形したメイドキャップを被ってて、そのうちキャップ部分が無くなってヒラヒラだけ残ったものらしい。面白いね。
で、マンガのほうは…袋に入れたまま部屋の隅に放置。
放置。放置。
あああっ! あらすじ全部聞いてたから6巻までの展開知ってたし後を引く終わり方で以下次号になってるのも判ってたのに、読んじまったよーーー!
エマがけなげで目がうるうるになったぞ畜生ー!
たぶんラストはハピーエンドなんだろうけど、今は展開が暗いのでエマが可哀相な事になってた。そんなところでブっ切られたらもう…続き気になるやんか。
そうなることが判っていたから手を出していなかったのに…なんて自制心がないんだわし。orz
雑誌は単行本よりいくらか進んでるから、続きが知りたかったら雑誌を買えばいい。
でも絶対やんないぞ。買うもんか。負けるもんかー。