胃カメラ編に続き、こちらも検索で来る人いるかもしれないので覚え書き兼書き置き。
胃カメラ終了後、便秘があるということで大腸カメラを勧められた。
便秘は小学生の頃からの悩みだし、毎日お通じがあるってそれなんて都市伝説? って状況なんで、検査で改善が望めるならと受けることに。
過去にお通じの改善にそれほど努力したことは実はない。
2、3したことはあるんだけど、効果が全く見られなかったので、毎日出なくてももういいや、ってなってしまったん。
ちなみに今はオリゴ糖を毎朝ヨーグルトにかけて食べてます。
あおり文句では毎日お通じが、ということだったんだけどそれはなく、でも4日に一度くらいは出るので、定期的にあるならそれでいいかって感じで。
胃カメラは朝食抜き状態だったのですぐに受けられたのだけれど、大腸はそういうわけにはいかないそうで、改めて検査日を設定。
胃カメラ診療の終了後、看護士さんから検査についての説明を受ける。
まず大腸検査前セットを渡された。
エニマクリンCS、ラキソデート、マグコロールPと説明書き3枚。
エニマクリンは検査食のセットで、前日の昼から開始。お昼はゼリー飲料、その後お腹がすいた時に食べる間食用お菓子、夜はおかゆのセット。消化がよく、あまり滓が残らない食事なんだそう。
ラキソデートは寝る前1本全部をコップ1杯の水に溶かして飲む。
マグコロールPはでかい袋に粉が入っていて、まず500ml水を入れて粉を溶かし、それから1800ml(!)の線まで水を入れ、これを7~9時まで時間をかけてゆっくり飲む。
その後に排便が始まるけど、お腹を壊した時みたいに痛くなったりはしないらしい。
12時半に予約を入れるので、それまでに来てくださいとのこと。
水とスポーツドリンクは飲んでもいいけど、それ以外は検査食以外口にするなときつめに言われた。
このセット2100円。
7~9時に時間をかけてマグコロールを飲む、ということと、その後複数回排便があるんなら仕事に行くのは厳しいなと思って、当日は休ませてもらうことに。
看護士さんには仕事行ってもいいよと言われたけど、そんな状況が続くなら座ってられんだろう。
そもそも7~9時に2リットル近い水薬飲まないかんのなら、出勤準備してる暇がねぇ。
前日の昼から検査食開始。会社の休憩室でゼリー飲料と水飲んで、胃腸の薬飲んでしばらく他の人と喋ってたんだけど…。
人の弁当があれほど美味しそうに見えたことはありません…。
案の定午後の仕事はひもじくなって、合間合間に間食用お菓子を食べる。
製造元がグリコのせいかビスコが入ってて、久しぶりに食べたけどビスコ美味しいね!
それ以外はグレープ味のグミと、ソフトクッキーと書かれたカロリーメイトみたいなものがありました。
夜の検査食はおかゆと卵あんとおみそ汁。おかゆは店頭で売られてるレトルトとほぼ同じ大きさだったんで、これはお腹いっぱいになった。
ただ結局はおかゆなので、お腹はすぐ空いた。
夜のうちにマグコロールPの準備。言われたとおりに作ったけど、やっぱり1800mlは迫力。
私は普段からやたら水を飲む人なんで全量飲む事に不安は全くないんだけど、説明書きに「ジュースのような味がしますので…」とあり、味が付いてるものだと逆に飲みにくいんじゃないかという不安が。
寝る前に指示通りラキソデート入り水を飲む。
説明書きをよく見ると「寝る前(午後10時頃)」って書いてる。もう11時です。
早寝だったことと、お腹が空いてることで、あんまり眠れなかった。
当日、朝起きてマグコロール水を飲み始める。
ジュースのような、というよりスポーツドリンクの味。これならナンボでも飲めるわ。
コップ1杯を時間をかけて飲み、2時間で全部飲めということだったので10分おきに飲んでたのだけど、思ったより減りが早かったので20分おきに変更。
説明書きには「30~90分後に最初の排便があり、その後徐々に濁りが無くなって透明なうす黄色の水になったら完了です」「飲み始めてから1時間経っても排便がない場合はクリニックにご連絡ください」とある。
90分後だと一時間半後なんだけど、この誤差はいったい。
朝の時点でお通じはすでに4日ほどなく、ほんとにこの水薬で出るのかとだんだん不安になってくる。1時間は既に過ぎた。
大丈夫かよ~と思いながらも飲んでいたら、飲み始めて80分後にやっと最初のお通じが。
その後はだんだんと出るようになり、最終的には説明書きの通りになったので一安心。
便意も収まり、時間になったので病院へ。早めに着いたけど、他の患者さんがいなかったのですぐ検査室に通された。
おしりのところが縫い合わさってない使い捨て膝丈パンツを渡される。上は布地の検査服。
下は全部脱いで履き替え、上は着てる服の上から着用。
ベッドに寝て待ってたら先生登場。鼻に塗ったのと同じ薬ですよ~と肛門にぬりぬりされる。
「便秘の人はね~ねじれがあることが多いんですよ。ねじれを解消するだけで状態が改善することも多いです」
へぇそうなのか、と思ってるうちにカメラ挿入開始。
空気を少し入れて膨らませながらの作業だそうで、少し圧迫感がある。
でも鼻だの口だのに比べれば全然スルスル入っていって、痛くも何ともな……ってうぉおおおぎいいいい!
「痛い? あんまり痛いようなら麻酔するからね。今ねじれを取ってるところだから」
私は便秘と下痢を繰り返すたちなんだけども、お腹を壊す時はまずお腹が痛くなり、そのギルギル感が最終的に排泄感に変わってトイレに突進となる。
その痛くなる時の痛いところが痛い。
「先生!先生痛いです痛いです痛いですううううううう!」
「もうちょっとだからね、頑張って頑張って。ねじれてるところに便がたまりやすくて、それが原因になること多いんよ」
ねじれが取れたらしく、その後ふっと楽になる。ああ、よかった。
と思ったらまた痛いですうううううう!
「ここも痛い? さっきより少し上になったでしょ。少し進んだからね。ねじれを取ってるからね」
「痛いです痛いです痛いですーー!」
同じく、お腹を壊した時に痛くなるところその2が痛い。
逆から進んでるから、正確には一番始めに痛くなるところ、です。
私が超絶痛がるので、先生は看護士さんを呼んで麻酔打ってくれた。
それまでは先生に背を向ける形で横向きになってたんだけど、その時仰向けに体勢を変えるよう指示。その後終わるまでずっとその体勢だった。
麻酔を打ってくれたわりには相変わらず痛いのは変わらない。痛いですうぅうううと叫び続ける。
が、ねじれは取れたらしくまた楽になる。
その後は記憶にない。
いや起きてたんだけど、覚えてるのはカメラがバックしていく感覚だけ。
その後たぶん盲腸まで行ったんだろうとは思う。痛くも何ともなかったのは確か。
「普段より多めに麻酔打ったから、酔っぱらったみたいなふわふわした感じになってると思うよ。起きられないようならしばらく横になってなさい」
と言われたんで、しばらく横になり、起きあがってみて立ってみて、大丈夫そうだったんで着替えて待合いに戻った。
少し待たされて、名前を呼ばれて診察室へ。
第一声が「あ、顔色よくなったね」だった。どうやら痛みのあまり真っ青になってたらしい。
「大腸が長いですね。それから、ねじれは全部取れたから。あとは綺麗だったでしょ? 見た?」
いえこっちはマジでそれどころじゃなかったッス。
「ねじれはまたなるんでしょうか」
「んー便秘を改善するお薬出しますから、それを飲んで様子見てください。今飲んでる胃の薬と一緒に飲んでいいから。薬がなくなったらかかりつけに行ってくれていいし」
ということでマグミットを処方された。
費用は保険ありで6000円ちょっとでした。
麻酔が残ってると言うことで、自転車で行ったんだけど、歩いて帰ることを勧められた。
事故ったらシャレなりませんしね。
医院の隣が素敵なケーキショップで、イチジクのタルトがすごい美味しそうだったんで買っちゃいましたよ。ご褒美だよ!
#何の。
途中でお昼して(食事があんなに美味しく感じたのもなんか久しぶり)、帰ってからタルト食べて、寝転がってたら睡眠不足のせいか寝てしまいました。
で、起きてしばらくしたら便意。
でも何も出ない。黄色水とガスばっかり。
水薬の効果がまだ残ってたのと、検査の時空気を入れた後遺症かと思われます。
えーそんなわけで、大腸カメラに関しては、「ねじれがない限り、胃カメラに比べればかなり楽ちんな検査」でした。
ねじれがある人は…おきのどくです…。
前準備がちょっとめんどくさいね。
以上、内視鏡検査でした。