かなりがっかり

Flowers(フラワーズ)という映画を見た。
3つの時代にわたって女性たちを描くとかいうアオリだったから、どんなもんなのかと思って若干の期待をしていたけど…なんだこのしょぼい安ドラマ。
6大女優夢の競演と書かれてたけど、大女優なんていないし。

一番初めの、一番古い年代の受持ちが蒼井優だったけど、その彼女の話が途中で切れて、エンディングでその続きが流される。
その瞬間「まだ走ってたのかこいつ」とか思っちゃった。

なんていうか、脚本がつまんないんだよね。
蒼井優のパートを簡単に言うと、昭和初期、父親の選んだ、顔も見たことのない相手に2,3日後には嫁ぐ事が決まった蒼井優。彼女は田舎では珍しく女学校を卒業しており、学があって先進的。
親の理不尽さに結婚式当日家を飛び出し、さんざ逃げた(と言っても一人で延々走ってるだけ)あとで幸せな家族連れを見かけ、それに自分の幼いころをオーバーラップさせて、家族を作るって素敵かもと思い直して嫁に行く。果たして、初めて会った夫は若くて男前であった。

当時実際にこういうことはあったと思うよ。
でもわざわざ映画にするほどのネタか?

映画の主題は全く分からず。
TSUBAKIのCM映画だとレビューで見かけて、ああ納得と思った。
そもそも主演が6人の時点で、映画は2時間だし、一人ひとりをじっくり掘り下げる暇なんかないよなあ。
どれもこれも浅ーい印象しか受けなかった。
どのエピソードもキャラクターの葛藤が全然伝わってこない。
葛藤してないわけじゃないけど、深みがなくて上滑りで軽いの。

娯楽として楽しいところはなかったし、共感できるところもないし、つまんない映画でした。
かなりがっかり。
6人の女優の「顔」が好きな人は楽しいんじゃないかな。

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