夢幻の果てに

ALFEEのアルバムタイトル。
久しぶりに聞いたのだけど、1曲目のオープニングを聞いただけでいろんなこと思い出した。
発売日は1995年1月20日。キャッチコピーは「震えて聴け」。
この日の3日前、近畿で大地震が起きて阪神地域が崩壊した。
阪神大震災。

実家のシャム猫は高齢になって腎臓を悪くして療養生活だった。
そこにこの地震。母の話だと「動く元気もなかった」。
家族も心配だったけど猫が心配で、夜実家に行った。そのまましばらく実家に泊まっていたのだけど、アルバムは発売されたし猫はずっとじっと寝ている。
予約してあったし引取に行かないと、といったん自宅に帰った。

その次の日だったかさらに次の日だったか。
朝、母から、昨夜猫が逝ったと連絡があった。

曲は進む。
大阪女子マラソンのテーマソングが流れる。
この曲は神戸を励ます意味も込めてライブで歌われていた。

そんなことがバーッと蘇ってきて。

音楽は記憶に直結している。
このアルバムは割と好きだけど、あまり聴きたくないと思った。
多分、前に聴いた時もきっとそう思ったんだろう。
頻繁に聴いた気がしないので。

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