なんか唐突に思い出したのだけど、小学生の時「ママクッキー」というおもちゃを持っていた。
検索してみたら、動画もあったしオクやメルカリでも取り引きされていた。
懐かしく思う人、レトロおもちゃ好きな人に需要があるんだろうと思うけど、今でも覚えてる人多いんだなとちょっと驚き。
当時大人気だった「ママレンジ」を友達が持ってて欲しくなり、でも同じものはなんか真似したみたいだしと「ママクッキー」を選んだような覚えがある。
誕プレだったかサンタさんがくれたのかは不明。
うちは母がお菓子作りをする人でそれを手伝うことも多かったのだけど、母のお手伝いではなく自分一人で作れるお菓子というのが嬉しかった。
システムは電熱器に付属のフライパンみたいなのを乗せるだけ。片面しか熱源がないから途中でひっくり返すのだけど、付属のトングでつかむと焼けてない表面がいやにふわふわしていた。
焼き上がりもなんかやわくて、クッキー特有のパリッとした感じにはならなかった。
それでもお気に入りで、しょっちゅう引っ張り出してはクッキーを作っていた。
友達を呼んで一緒に作ったりもした。
けどそのうち、付属のレシピだと今ひとつ美味しくないので母が持っていたレシピ本で生地を作るようになり、途中でひっくり返す手間が面倒になってオーブンレンジでクッキーを焼くようになり、役目は終わった。
画期的なおもちゃだと思うけど、電熱器自体には安全装置が付いていたとはいえ、今だったら認可が下りないと思う。
むき出しの電熱器に金属のフライパンを乗せ、それが生地が焼ける温度まで熱せられるんだもの。扱うのは子供だし、うかつなことしたら火傷だよ。安全面でリスクありすぎ。
自分はオーブンレンジから取り出した鉄板がどういうものかを知っていたから、それの簡易版だから鉄板は触っちゃ駄目と認識してた。だから大きな怪我をした覚えはないけど、実際そこそこ事故はあったんじゃないかなあ。
まーでもこれと、母の影響もあって、今もお菓子作るんは好きです。