上記のタイトルで記事上げたのが1年前。
USB-HDDに録画したコンテンツを家庭内の機器でうまく活用するにはどうしたらいいかと聞かれたので、これを機会にちょっと振り返ってみる。
うちの環境は以下。
テレビ(VIERA)、HDDレコーダー(DIGA)、CATVのHDD搭載STB、NAS(LAN DISK)、DIGAの下にSeeQVault対応のUSB-HDD(録画保存用)、LAN DISKの下にUSB-HDD(バックアップ専用)、windows10PC、あとタブレットとスマホ。
テレビの録画をどう活用していくかは、NASがあるかないかで運用はだいぶ変わる。
まず大前提として、NASと外付HDD(SeeQVault対応のHDD含む)は別物。
外付HDDは本体(PCだったりテレビだったりHDDレコーダーだったり)に接続して使うものだけど、NASはネットワークに単体でつながってる。
でもNASには物理の操作方法はなくモニタもないので、ネットワークからアクセスして操作する別の何か(PC、スマホ、タブレット、テレビ、HDDレコーダー、STBなど)は必要。
目的に合った設定が必要になるだろうし、初めのセッティングはPCからがベストでしょうね。
アイ・オー・データのRECBOXはテレビ録画に特化したNASみたいなので、それの保存・視聴が目的なら使いやすいと思う。(回し者ではない)
私はそれ以外のデータもいろいろ保存したかったので、アイ・オーデータのLAN DISKを買った。
USB-HDDだとどうしても接続する録画機器に左右されることになる。
接続して録画した機器で視聴するか、録画機器に接続した状態でLAN上の他の録画機器かDTCP-IP対応のメディアプレイヤーで視聴する。
USB-HDDで録画コンテンツを管理したいとなると、SeeQVault対応のUSB-HDDでないと録画機器が変わった時に対応できない。
DVDまたはBDのマルチドライブを積んだ機器に直接つながっていないとメディアには焼くことは出来ない。
テレビの録画用にフォーマットされた外付HDDをPCに直接つないでも認識しない。フォーマットされていないHDDとみなされる。
録画機器がテレビで、録画コンテンツを別のUSB-HDDに移したり焼いたりしたい(☆)のであれば、SeeQVault対応のUSB-HDDに録画してそのHDDをHDDレコーダーに接続しなおして作業するしかないと思う。
(テレビにUSB-HDDを繋いで録画するという環境は持ってないので、SeeQVault対応のUSB-HDDを繋いで直接録画できるのかは不明。)
HDDレコーダーがあるなら、そもそもテレビから直接録画はしないよね…。
んですけども、NASがあれば大体のことは解決できる。
USB-HDDが録画機器につながっている環境で、NASにメディアサーバーを立ててそこから録画機器にアクセスし、移動させたい録画を選んでダウンロードするとNASに保存できる。
ダビテンでもコピーワンスでも、保存の時点で全部コピーワンスになる。
NASにある録画コンテンツは、LAN上であれば、録画した機器でなくても再生できるようになる。
(PCやスマホ・タブレットで視聴する場合はDTCP-IP対応のプレイヤーが必要)
DIGAで録画した番組をNASに保存して、CATVのSTBからNASに接続したら録画が視聴できた。
メディアに焼くとなるとHDDレコーダーに転送するかPCにDTCP-IPネットワークダビング対応のマルチドライブ積む必要があるけど、何が何でも焼く必要もないかなと思う。
SeeQVault対応のUSB-HDDは、ダビテンだろうがコピーワンスだろうが、ダビングした時点で全部コピーワンスになる。
なのでそこから移動とか焼くとかしたら、ダビングじゃなくてムーブになる。
内蔵HDDだとまとめ番組とかできるけど、SeeQVault対応のUSB-HDDではできないので、ダビングすると連続したドラマやアニメがばらばらにズラっと並ぶことになる。コンテンツを探すとき面倒。
HDDレコーダーに接続されたSeeQVault対応のUSB-HDDに直接録画は出来ない。内蔵HDDに一度録画したものをダビングまたはムーブする形になる。
NASは任意でフォルダが作れるので、まとめたいコンテンツは一つのフォルダで管理が可能。
(☆)NASがあり録画コンテンツをUSB-HDDから別のUSB-HDDに移動したいのであれば、SeeQVault対応のUSB-HDDでなくても、HDDレコーダーを使わなくてもNAS経由で移動可能。
大体こんな感じかなあ。
現在のうちの現状だけど、SeeQVault対応のUSB-HDDはまとめ作成ができない、直接メディアに焼くことが出来ない、直接録画が出来ないという仕様のため、長期で使うならこのフォーマットはあまり使い勝手よくないと感じてる。
ダビングのために一度内蔵HDDに戻さなきゃいけないのは面倒。
おかげでHDDレコーダーの外付けHDDはガラガラ、内蔵HDDはコミコミ状態っすよ。
NASにメディアサーバー立てて運用する場合も直接メディアに焼けないというのは同じなんだけど、こちらはフォルダ分け出来るので整理はかなりしやすいかなと。
ずっとやれてないんだけど、内蔵HDDのコンテンツを何とか整理して、外付HDDの中身を一旦内蔵HDDに戻して普通の外付にフォーマットしなおし、手元のたくさんの録画を焼きたいコンテンツ、見てすぐ消すコンテンツ、いつでも見たいコンテンツにざっくり分けて、NASと併用して使おうと予定だけは立ててる。SeeQVaultは使うのを止める予定。
作業はいつになるやら。
あ、NASに移したらVIERA、DIGAの録画を視聴するパナのスマホアプリからは見られなくなるよ。
あれはあくまでVIERA、DIGA上にある録画を見るためのものだから。
#外で自宅のDIGAの録画が見られて便利なんだよねえ。あんまり見ないけど。
視聴にはDiXiM Playが一番便利そうだけど、ライセンスを購入しないといかんのよね。
宅外視聴するには設定が必要だし、動作するかどうかは環境次第なので要確認。
android、windowsとそれぞれライセンスを買う必要があるのは面倒。
一つのライセンスで見られるようにしてくれよぅ。
追記。
SeeQVaultフォーマットされたHDDは、録画機器に登録したままだとSeeQVaultのフォーマットしか出来ない。
普通のUSB-HDDとして使いたい場合は、一度登録解除して物理の接続も外し、改めて新しい外付HDDとして認識させればいいっす。