自炊始めて2週間、やっとA5版が終わったよ。
すげぇ疲れた。
現時点でとにかくしんどいなと思うのが、埃や糊のせいでスキャン時に線が出ること。
それを防ぐためにまめまめとガラス面を拭いたりクリーナーで磨いたりしてるんだけど、いくらやっても出る時は出るし、特に黒ベタが多いページだと目立つから、30枚スキャンしたら画像チェック、終わったらまたスキャン、とますます効率の落ちた状態になっていた。
なんかいい方法ないんかよーと思って検索したら、こういうのがあった。
「とりあえず5000冊ほど自炊してみた話 その5 縦線対策」について
これを読んで、あーなるほどと思ったのが、「縦線は圧倒的に多くの場合偶数ページに出て」という記述。
確かに線が入る原稿はほとんどが偶数ページ。
それには気がついてたけど、「片面ずつスキャンしようかなーでもそれだと偶数ページと奇数ページを合わせるのが大変そうだし、1枚ずつひっくり返しながら入れるのは現実的じゃないし」と思ったんで、実行はしなかった。
でもこの記事にある「片面取りテクニック」を使えば、うまくいくんじゃない?
ブログ主の環境とうちの環境は違うので、スキャン後のやり方はアレンジ。
まず、画像をpdfではなくjpgで電子化作業をしてる前提。
表紙やカラーイラストページは別にスキャンしてよけておく。
スキャン設定「偶数ページ用」と「奇数ページ用」を用意。設定は一緒だけど、イメージ名を「image偶数」「image奇数」で分けた。
いちいち名前付けなおすのめんどくさかったから。
んでまず奇数ページ設定にして、ボタンではなくタスクバーのアイコン左クリックのメニュー「片面取り」を選択、全ページスキャン。
うちは画像ビューワとしてIrfanViewをインストールしてるので、スキャンしたものをそれで一つ開き、ファイル→サムネイルを呼び出す。
サムネイルのファイルコマンドの中に「選択したファイルで一括変換を行う」があるのでそれを開き、「ファイル名の一括変換」を選択。
変換するファイル名を「image###-1」にして、全部リネーム。
同じ手順で偶数ページをスキャンし、今度は「image###-2」にリネーム。
その際偶数ページは逆順で名前がついてるので、リネームするファイルを選択後に降順でソートしてから実行する。
全部のデータを同じフォルダに入れたら「image001-1」「image001-2」「image002-1」「image002-2」…の順で並ぶので、それをもう一度IrfanViewのファイル名変換で「image###」に変換すると、順番どおりで最後のページまで番号を振ってくれる。
表紙やカラーページと一緒のフォルダに入れて完成。
作業中は一応「奇数」「偶数」「変換」とフォルダを作ってそれぞれに分けて、奇数偶数スキャンが終わってから作業してたんだけど、最終的には奇数終了→リネームして変換フォルダに放り込む、偶数終了→リネームして変換フォルダに放り込む、変換フォルダのデータをリネームして、データを表紙の入ってるフォルダに全部移す、ってやってた。
偶数ページに発生する線に対するストレス半端なかったんで、片面取りだとすっごいスイスイ作業ができた。
昨日までは目ン玉皿のようにして線の有無チェックしてたもんなー。
作業効率が落ちてからは2時間で6冊くらいだったんだけど、今日は2時間で8冊くらい。
スピードはさほど変わらないけど、心にゆとりがあるよ。
今日の作業は全部フルカラー本で、前回フルカラー本をやった時は本当に線がしょっちゅう発生して、同じページを何度スキャンしたやら。
今日は取り直したの1ページだけですよ!
スキャンに関する悩みがひとつ解消したところで、最近気になりだしてるのは、断裁機の切れ味が鈍ってきたような気がすること。
今数えたら、150冊くらい作業してる。ページ数ばらばらだからなんとも言えんけど、紙は1冊50~100枚くらいかな。
まだ100冊以上残ってるんだけど、どうなるんだろ。
【8/28追記】
スキャンデータの番号振り直しだけど、こっちの方がさらに作業が早かった。
IrfanViewで番号を振りなおす際、ファイル名の一括変換の設定で「開始番号」「増分」の設定がある。
1)奇数ページを片面スキャン
2)IrfanViewで開いてファイル→サムネイルを呼び出す。
サムネイルのファイルコマンドの中に「選択したファイルで一括変換を行う」があるのでそれを開き、「ファイル名の一括変換」を選択。
3)変換するファイル名を「image###」にして(ファイル名は任意)、「開始番号」を任意、「増分」を2にして任意のフォルダに保存すると番号を一つ飛ばしでリネーム出来る。
4)紙束を裏返して偶数ページを片面スキャン、引き続き2)と3)を実行するが、「開始番号」は奇数ページの最初のデータ番号の次から始める。番号を振る前に降順ソートを忘れないように。
5)任意フォルダに奇数-偶数-奇数…で番号順に並んだデータが出来る。