ローンを払わないと回収屋がくる(映画)

変なタイトルにしてしまったのでカッコ書きで注意を促してみたり。

私は住宅ローンをちゃんと払ってますよ!!

「レポゼッション・メン」を鑑賞。
まず始めに思ったのが、「ジュード・ロウは髪の刈り方のせいか、外国人顔の渡辺謙に見える」。
渡辺謙大好きだから全然問題ありませんが。

ストーリーは、SFならありがちかな~と思える人工臓器にまつわるもの。
それに「ローンで買ったものはローンを払いましょう。払わなかったら商品回収しますので」というやけにリアリティのある設定をくっつけた。
回収屋の非道さを強く観客に見せつけるためか、回収の仕方が、滞納者の体をブッ裂いてお持ち帰りというえぐいやり方で、R-15指定に納得。

あ~なんかご都合に話進んでるな~ツッコミ満載で穴だらけのこの展開はどうよ~飽きてきたから早回しで見ようかな~なんて思ってるうちにエンディング。
最後の最後ですっかり忘れてた伏線が回収されて、忘れてただけに半笑いに。
ジュード・ロウの、ナイフを使う速いアクションはかっこよかった。

以下ネタバレのため一応反転文章に。

夢オチかよ!
そーいえば前半の方で、脳に取り付ける、夢を見させる機械の説明してたな。
すーーーーっかり忘れてたよ。
ということで、穴だらけの展開は全てジュード・ロウ演じるレミーの、都合のいい夢展開だったというオチ。
そりゃー夢なら取りこぼしがあってもスルーだし、どんな困難も克服できちゃうわな。
倒れない死なない負けない、のも夢だったら当たり前。
まぁでも私はM5と名付けられたその機械の話を完全に忘れてたので、だるくてありきたりな展開だった話が、最後にSFらしく締まったかなと思う。
その伏線をきっちり覚えてた人には、きっと最初から最後までバレバレのちょー面白くない映画だったかも知れない。
しかしローンのネタは、住宅のサブプライムローンの話なんですかね。低所得者にローンを斡旋して、最終的には支払いが遅滞して差し押さえ、住民は追い出されるというあれ。
そう言う意味ではとてもアメリカらしいテーマなのかも知れない。

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