軟弱

「仮面ライダー THE FIRST」を観た。
仮面ライダー１号２号が出てくる物語で、現代風にリメイクした作品と聞いてたから、かーなーり期待してた。

ライダーの仮面もスーツもバイクもカッコイイし、怪人のデザインもいい。アクションも特撮チック。
＃SFX、と思って観るとヘタレ。
ニューおやっさんに宮内洋（V3：ブイスリャーｗ）、ビデオ出演ながら死神博士の天本英世が出てたのはポイント高いなーｗ

でもよかったのそれだけ。

いつもいつもあたいの書くレビューって同じ感想ばかりなんだけど、今回もそう。
「脚本駄目すぎ」。
１号と２号は女の取り合いしてるだけだし、女は恋人を殺されてえらい勢いで本郷猛に食ってかかってたのに、誤解が解けたらすぐメロった。
ウェンツくんと少女のほのかな恋愛をえんえんやっていて、これってどうせこう繋がるんだろ？と思っていたら思った通りの展開になって、しかもライダーとの交流シーンは無し。
ショッカーの非道さを演出したかったのかもしれんけど、ただそれだけなのだったらあんなに時間をかけてエピソード披露する必要ないよ。
だって仮面ライダーだよ？　正義の味方だよ？
正義の味方が、弱者の弱みにつけ込んだショッカーの非道ぶりを目の当たりにして怒りに燃える。
こんなシチュエイションは絶対ぐっと来るはずなのに完全スルーって、頭悪いんじゃないの。
それから、ショッカーの人材選びはイミフ。
仮にも怪人候補なんだろ？　なんで基礎体力が無さそうなやつばっかりさらってくるんだ。
本郷猛なんか大学院生で研究員だ。よわよわじゃん。

この映画、材料はいいのに調理失敗って感じですわ。
特撮ファンは見る価値無し。
ライダーやショッカー軍団の造形を見てみたい人にだけ勧める。