久しぶりに本を買ってきた。
猫のダヤンが主人公の、「時」をテーマにした小説の6巻と7巻、『ダヤンと王の塔』『ダヤン、タシルへ帰る』。
しらん間に発刊されてて、完結しとった。
SFが好きだからつい考えてしまうんだけど…タイムパラドックスを思いっきり無視した展開でオチがついてしまったのがものすごく残念。
オチの直前くらいまではすごくよかったんだけどな。
物語を紡ぎ出すことに夢中になりすぎて、矛盾点まで気持ちが向かなかったのか。
それとも、元々は童話だから、そういうシビアな設定なんて必要ないってことなんだろうか。
でなければ、実は最初から多重世界で成り立っていて、パラドックスは許容の範囲ということなんだろうか。
あとがきなり解説なりが欲しいところだ。