何の因果か、連続メイドカフェ。
電気街に弟と二人で行ったんやが、「お姉ちゃんメイドカフェ行って来たでー」と言ったら「じゃあ今日は違うメイドカフェに行こう」とか言いだしやがって。
訪れたのは、先日行ったところよりも以前に出来ていた2件のウチの1件。こ、こんなところに店が!とびっくりするくらい、変なところに立っている。
外観、そして内装を見て思ったんだけど、普通の民家を改装したみたい。一階部分を全部ぶち抜きにしてワンフロアにしたんだと思う。変なところに柱あったし。
壁紙はピンクを主体にした明るめのもの、テーブルは焼き色の付いた木製天板、椅子はパイプの骨組みにフェイクの籐で作られてた。カーテンがなくて、教室にテーブルセットを並べたような印象。文化祭の喫茶店に来たみたいだなと思った。
お店の玄関先でメイドさんが迎えてくれた。「お帰りなさいませー」。お嬢様、とは呼んでくれなかった。残念。
先日のお店では客層が仕事帰りのサラリーマン率高かったけど、今日のお店は明確にメイド目当ての青年ばかり。ま、今日が休日だって事もあるだろうけど。しかし客が男ばかりの喫茶店なんて初めて見たわ。
メイドさんの衣装は黒のブラウスに黒のフリルミニスカート、フリルのエプロン。ちょっとゴスロリ風。膝が見えるスカート丈で、足下は個人の趣味に任せてるみたい。黒タイツ白タイツ、ニーソックスなど。名札もつけてて、個々のかわいらしさをアピール。
メニューはまぁ普通で、所々になぞな品名が。「天使の○○」はショートケーキで「悪魔の○○」はチョコレートケーキなのは見当ついたけど、それ以外にも判らない物がいくつか。
わしはゆず茶、弟はアイスコーヒー。運ばれてきた飲み物が前に置かれる。わしのはいいとして、弟のはまずコーヒー入りコップが置かれ、メイドさんが「ストップ言ってくださいね」とシロップとミルクを入れてくれる。そしてストローでくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる…。「あの、コレもストップ言うんですか」と思わず聞く弟。メイドさん「いえ、混ざるの待ってるだけです~」。なげーよ。
壁にはバレンタインイブイベントの告知、メイドさんとケーキを作ろう、だったかな? 時々、コスプレなんだかゴスロリ普段着なのかよくわからんお客も来る。白衣のにいさんも来た。
メイドカフェっちうか、メイドのコスプレしたねーさんがお店屋さんごっこしてますって感じでしたね。接客に目だっておかしなところはなかったけれど、店内に常に目配りをする、という姿勢はなかった。こないだの店と同じく席で精算だったんだけど、誰も店舗内見てないから、目線で呼ぶ事が出来ずに時間食った。
「お客様=主人 お店=邸宅」というスタイルではあるものの、徹底し切れてない。「ありがとうございました~」という台詞も耳にした。エロゲでよく使われる、「従順なる僕であるメイド」を演じる方が大事なようだ。
お店の雰囲気としては、先日のお店の方が好きだな。メイドさんの制服も好みだったし、「お客様=主人 お店=邸宅」のスタイルを保持しようと頑張っていたと思う。
そのうち、残る一件にも行ってみようと思います。そこが一番濃ゆそうです。怖いです。