本が好きだ。
というか、読む行為が好きだ。おおざっぱに言ってしまえば、活字が書いてあればなんでもいいのかもしれない。
新聞でも、週刊誌でも、ポルノ小説でも。そこに活字があって、中身のある文章なら読む。
中身がある文章ってなんだろう。
先に読み進みたくなるような文が続くもの。理解しえる範囲での美しい漢字の乱舞があるもの。
(ただこねくってあるだけの、漢字や旧かなで飾ってあるだけの文はいらない)
想像力がかき立てられるような文。情景が目に浮かぶような文。主人公が感じている事柄がそのまま伝わってくるような文。そんなものならむさぼるように読む。
「売り切れてしまったら絶版になるから」「いずれ読むつもりだから」。そうやって本を積み上げておくことは私には出来ない。
読みたいから手にする。手に入れたら読まずにはいられない。
ストーリー性の強いゲームが好きなのはそのせいかもしれない。早く、早く、続きはどうなるの。そんな思いでプレイをするのはたまらなく楽しい。
(その手のゲームはよっぽどシナリオが良くないと売れないけどね)
今日も、買った本を読み尽くすまで何も出来なかった。
でも満足だ。
活字はやっぱり、楽しい。
