豪雪

土曜日、東京は凄い雪でしたね。
雪の降るのが当たり前の地域の人にしてみれば豪雪でもなんでもなかったんだろうとは思うけど、一年のうち雪が一日でも降ればすごいという大阪人にとって、アレは豪雪です。
実は、土曜日東京に行ってました。日帰りの予定で。飛行機に乗っていったんだけど、空港に着いたらえらい雪で、物珍しいからワタシは一人で騒いでました。
「東京は雪降る言うけどホンマやねぇ!」などと、子供みたいに喜んでたのです。
だけども。
道は雪でいっぱい。車の屋根にも雪がてんこもりで、人が歩くところにも溶けきれずに雪が残ってる。それを踏みながら歩かなければいけない状況ってのは、はっきりいって、生まれて初めてでした。
#スキー場は別だよ。
建物の窓から見えるのは横向きに降ってる雪。そしてめちゃめちゃ寒い。目的を済ませてそこを出たはいいけど、駅に向かって歩くのもいつもの半分のスピードでおそるおそる歩を進めるという有様。
「これって、東京の人やったら、一年に一度はあるような状態と思う?それとも異常事態?」
「わからん」
大阪人には見当がつかない範囲の事ながら、とりあえず駅に到着。そこで初めて、飛行機がやばいかも、という考えにたどり着いたです。
とりあえず空港に行こう、と電車に乗ったはいいけど、ダイヤめちゃめちゃで定刻に空港に着けるかどうかも怪しい状態。
欠航してたらどないする?とりあえずみどりの窓口。最悪ん時は宿探して…。それヤバい、あたし明日予定あんねん。激コミ新幹線乗るしかねぇなぁ。んなコト言いながら空港にやっと到着。
うわ、電光掲示板軒並み欠航やんか!サイアク…帰れんのか?
「37伊丹行きは欠航。35伊丹行きは就航…」
「うちらが乗るんはどっちや!」
鞄の中からメモを引っ張り出す。…………。
「35!」
この瞬間、ホントに脱力しましたよ……。あぁよかった、うちに帰れるって。
「今日最高の運勢はやぎ座ですってテレビで言うてたけど、ホンマやなぁ…」
「自分の星座に感謝したんは初めてや…よかった…」
飛行機に乗ってから離陸するまで1時間も足止め食いましたが、そんなことはどうでもいいです。その日中に家に帰れたんだもん。

ところで、雪の中歩いている時の会話。
「これで日記に書くネタ出来たんちゃうの?」
「そらまーそうやけど。でもな。今は寒ぅて大変やけどな。これもあとで笑い話になるんや!」
「笑い話のためにわたしら雪んなか歩いてるんか!」

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です