11/2で上映が終わるということで、慌てて見に行きました。
ワタシ時代がかった映画好きなんスよ。遮那王(義経)が2刀流で、その動きには京劇を取り入れた、つーのもなんか気に入って。
ストーリーの元ネタは「弁慶と牛若丸」。五条大橋で千人斬りをして刀を集めていた鬼を、少年牛若丸が退治して自分の家来にしたという、有名な話。
もう終わっちゃう映画なので筋話しても良さそうだけど、ま、おいときましょう。
日本映画の割には2時間飽きずに見られました。日本映画をバカにしたような発言ですが、実際、途中で中だるみする映画多いもん。1時間とか90分くらいの映画だと結構いいのもありますけどね。
カメラワークが結構早くてスピード感のある映像だったと思うです。CGも上手く使ってたと思うし。だけどストーリーとしては、端折った感じがしないでもない。わかんないところがいくつかあったもん。
ラストのシーンで弁慶を見守っていた青年が視力を失ってしまうんだけど、それに関する情報提供なんもなかったんだよな。いきなり盲目。後で本屋に行ったらたまたま「五条霊戦記」のコミックスがあって、それ読んでやっと意味判ったよ。
せっかく2時間使ってんだから、もーちょっと突っ込んで作った方が良かったんじゃないかなぁと思いました。舞台背景の描写が弱すぎて、意味のあるシーンも全くの意味無シーンになっちゃったりしてたし。
まぁそんなわけで、脚本はイマイチかなとは思いましたが、カメラワーク、舞台装置、キャスティング、演出はかなり見応えある映画だったと思います。
ところで、ワタシは映画を見に行った時は、明るくなるまで席を立たない人です。
だから、お願いだから、視界の邪魔になるところで立ち止まったり直立して歩いたりしないで欲しい…。
「おっさんそこ立つなーどけーどけー邪魔なんじゃアホー」
小声でぼそぼそ文句をたれるワタシは小市民。(^_^;)
追記。
期待の「京劇を取り入れた2刀流」は、カメラワークが早すぎることとカメラが寄りすぎていることにより、あんまりよくわかりませんでした。(T-T)